とある子供時代2015/06/13

 同じマンションに住む、けせらと仲良くしてくれる、友人の甥っ子くん。
 下でばったり会って、「けせらの顔、忘れちゃう~」と、けせらに会いたそうだったので、一緒にけせらのおさんぽへ行きました。

 けせらを家に連れ帰ってから、彼の部屋まで送ろうとするが、なかなか帰ろうとせず…。
 一緒におさんぽに行った時に、友人に会っているので、私と一緒なことは伝わっているとはいえ、家の方が心配するのでは?、と、門限などを確認しつつ、しばしおしゃべり。

 「なんかしたいけど、なにがいいかわからない」
と言うので、「学校では何して遊ぶの?」、「将来何したいの?」などと聞いてみると、
「お話はしたくない。。。」と。

 小さい頃にお母さんは出て行ってしまったみたいで、お父さんは、お仕事もせずふらふらされているような事情は知っている。
 それでも、きちんとされた、優しいじいじ、ばあば、おばさんにあたる人が面倒を見てくれているのは、本当に救いだと思うけれども…。
 それでもやっぱり、彼なりに、色々あるんだろうなぁ。
 ちょっと、切なくなります。

 ふとね、自分の子供時代が頭をよぎる。
 あぁ、家の両親が離婚したのが、私が小3の5月の終わりだったから、ちょうど、今の彼ぐらいだな、と。
 そのあと、母と姉との3人暮らし。

 愛情放棄と、虐待レベルの暴力とこきつかい、おまけに学校では仲間外れの日々だった。
 私の地獄の始まり。
 それがちょうど、今の彼ぐらいの時。

 彼のこれからは、幸せであってほしいと思う。
 私にできることは限られているけれど、セラピードッグ的なけせらちゃんと一緒に、少しでも、何かができたらな、と思う。

 負けんなよ!!!!
 そして、いつか、何かを見つけてくれたらな、と思います。